スタバ「市民の反対で出店中断」に見る公園の変容 変化する公園のあり方に我々は適応できるのか?
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(一部の?)市民の反対でスタバが出店を中断したことが話題になっている。なぜこのような事態が起きたのだろうか?(撮影:梅谷秀司)
国内で約2000店舗にまで増え、多くの人に愛されるスタバ。しかし、いくらスタバとは言っても、誰もが「自分が住むエリアにも来てほしい」とは考えていないようだ。
現在起きている、スタバ出店中止騒動について、新著『ニセコ化するニッポン』を上梓した、チェーンストア研究家の谷頭和希氏が解説する。
埼玉県行田市のスタバ騒動が話題となっている。
ざっくりいえば、一部住民の反対によって市内公園内へのスタバ出店が頓挫した。これを見て私が感じたのは、ここ数年で起こっている公園の変化とその受け止めについてだ。
どういうことか。騒動を説明しつつ、その裏で起こる「公園の変化」について解説する。
街のにぎわいのためにスターバックスを
騒動が起こった行田市は、埼玉県東部に位置する人口約8万人の市。市の中心部にある忍城(おしじょう)は映画『のぼうの城』の舞台にもなり、それ以外にも稲荷山古墳や古代蓮の里などの観光地がある。
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