「スタバでMacドヤァ」実はもう絶滅危惧種なワケ むしろ「禁煙」を求めて足を運ぶ人が多い?

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(写真:yu_photo/PIXTA)
デフレが終わり、あらゆるものが高くなっていく東京。企業は訪日客に目を向け、金のない日本人は"静かに排除"されつつある。この狂った街を、我々はどう生き抜けばいいのか?
新著ニセコ化するニッポンが話題を集める、"今一番、東京に詳しい"気鋭の都市ジャーナリストによる短期集中連載。

筆者は都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家としてスターバックスに関する記事を多く執筆してきた。その際、SNSなどのコメントで目につくのが「スタバでMacを使ってドヤァ」とする人を皮肉る声だ。

これは、スタバの店内でマックのPCを開き、長時間ドヤ顔で作業する人を揶揄した言葉である。

これを聞くたびに興味深いと思うのは、こんな光景はもはや「過去のイメージ」に過ぎないのに、人々の中で深く根付いているんだなあ、ということ。

スタバに行く人ならわかると思うが、そこにいる人がマックばかりを使っているかといえばそうではない。それに、日本全国にスタバが誕生している現在、スタバにいるマックユーザーだって、わざわざそれを「ドヤる」感覚を持ってないだろう。

にもかかわらず、この「スタバ=Mac」は根強いイメージで人々に浸透している。しかし実は、この強いイメージにこそ、スタバが行ってきたブランディング戦略が隠されていると思うのだ。今回は、こんな「スタバでMacドヤァ、イメージ強すぎ」問題から、スタバのブランディング戦略の肝を学んでみよう。

「かっこいい」から始まった日本のスタバ

スタバでドヤる人は、かつては確かにいたかもしれない。いや、あえて断言すると、"相当数いた"だろう。

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