偉くならずに会社で生きる「ゆる社内政治」の勧め 誰でも社内政治ができてしまう4つのステップ

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なるべくラクして会社で生き残るためにも「ゆる社内政治」はやっておいて損はないかもしれません(写真:TAKA-HERO/PIXTA)
Z世代の「管理職離れ」という言葉を耳にするようになりました。中間管理職になって会社と部下との板挟みになるよりも、出世しないでストレスの少ない環境でお金を稼ぎたい――。そんな本音が見え隠れします。
できれば、社内政治なんて無関係に働きたい。けれど、そうは言っていられないのが現実です。数多くのキャリア相談に応じてきたトイアンナさんの著書『えらくならずにお金がほしい 会社は教えてくれないキャリアのルール』から一部抜粋・再構成のうえ、自分らしく働くことと組織で働くことを両立していくワザを紹介します。

社内政治を一切しないという選択肢はない

社内政治というと、高度な情報戦のように見えます。が、実際に社内政治が得意な方から話を聞いてみると、もっとシンプルなルールで動いているようです。特に、社内政治はどっぷり浸かる人から、ちょっとだけやっておく人まで濃淡が激しく、このうち最低限でもやっておけばひとまず孤立しづらいことがわかりました。

そこで本稿では、社内政治が苦手な方もとりあえず最低限の「ゆる社内政治」はやりませんか? という提案をしたいと思います。というのも、社内政治を一切しないとすぐに孤立するからです。

いかに特殊技能があろうが、資格を持っていようが、人は社会的動物。愛嬌がよく、素直そうな人材がいれば、そちらを大事にします。空気が読めないパーソンでも、ゆるい社内政治はやっておかないと、社内のキャリア生命にかかわるのです。

社内政治はそういった意味で「やる・やらない」の選択肢がある業務ではないかもしれません。「ちょっとやる」「普通にやる」「ガチでやる」しかないのです。この社会で少しも社内政治をやらないで生きていくのは、都心で電気も水道もひかず暮らすレベルのストイックなゲームです。

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