テレビ業界に「飲み会必要」元アナが語る正当理由 フリーアナから経営者になった彼女が経験したこと
日本はジェンダーの指数も世界のランクで下のほうにあるので、女性アナウンサーに求める像をガラッと一気に変えるのは難しいとは思いつつ、まずは、いろんな女性アナウンサーがいて良いと思います。
まだまだ「女性アナウンサー」「女子アナ」を1つのカテゴリーに当てはめて、画一的な見せ方を求める風潮を感じるので、もっと自由でいい気がします。
チームで何かを作る時、「飲み会」は悪ではないと思う
——結局のところ、「番組作り」において飲み会は必要だと思いますか
私は必要だと思いますね。飲み会でチームの距離が縮んで、よりいいものができることはあるし、飲み会が「悪」ではありません。
ただ、強要したり、部屋に入って接待しろ、2人きりで接待しろと迫ったりすることがあってはいけません。また、アナウンサーや演者を飲み会に呼んだ場合、責任者は「その後のことは個人の問題だから知らない」という態度は絶対にあってはいけません。
演者とクライアントを同席させる飲み会を開いたなら、解散まで責任を持たないといけません。
ただ、飲み会が解散した後で、2人の意思で、2人きりになって、そのようなことになるのであれば、それはもう業務とは違う、個人間における出来事になると思っています。
高橋 絵理(たかはし えり)。大学卒業後、2012年から東京の事務所に所属し、フリーアナウンサーとして活動。2015年7月にアナウンサーが撮影から出演、編集までを行う映像制作会社、株式会社カタルチアを設立。約200人のアナウンサーやカメラマンなどを束ねる。映像制作を軸に、企業のPR戦略を支える。
※この記事は、公開日時点の情報や法律に基づいています。
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