CM消えた「窮地のフジ」ヤバい会見で見えたリスク ここから起死回生するにはどうしたらいいのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
フジテレビ
異例の“定例会見”は、批判にさらされる事態となった。左は会見に臨むフジテレビの港浩一社長(画像:左は時事、右はクリエイター/PIXTA)

タレントの中居正広さんと女性との間で起きたトラブル。フジテレビの社員が関与していた疑念に関して、同社は1月17日に記者会見を開いた。

今回の会見は、定例社長会見の日程を前倒しにして、参加できるメディアも限定されての異例の形態だった。

報道によると、調査委員会を立ち上げるという表明はあったが、具体的な内容については未定。新しい情報の開示もほとんどなく、記者会からの質問に対しても、「回答を控える」「調査委員会の調査に委ねる」といった形式的な回答が目立った。

有意義な会見だったとはとうてい言い難いのだが、逆に本会見によって、フジテレビが果たさなければならない責任が改めて浮き彫りにされたようにも見える。

なぜ異例の「定例会見」が開かれたのか?

今回の会見は「定例会見」としているが、企業の不祥事やトラブルに関する釈明・説明の場として見ると、極めて異例の会見だったといえる。

出席できるメディアは原則、記者クラブ加盟社に限定されていた。動画の撮影や配信は認めず、会見が終了するまで情報公開も不可という制限も付いていた。

次ページ1月17日に会見した理由
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事