くら寿司「1000円ホールケーキ」一体なにが凄いか 大反響「プレゼントシステム」の知られざる秘話
チープな電子音に、パカッと開くケース。汽車は既製品のフィギュアで、そこにLEDライトケーブルが巻きつけられている。手作り感が満載だ。
![くら寿司 プレゼントシステム](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/5/0/570/img_508f8d2bed2bbd1e8b6a6f6d54793f8e398437.jpg)
くら寿司にIT技術がないわけではない。むしろその逆で、業界トップクラスにデジタル化が進んでいる。前述の通り、大手で唯一寿司をレーンに流し続けられているのも、レーンをAIカメラで撮影しているからだ。
スマートにしようと思えば全然できるけど…
しかも、このAIカメラと皿回収ポケットで、ゲストが食べた皿数をダブルチェック。タッチパネルから注文した寿司とレーンからとった寿司、両方の数を正確に把握できている。これにより、人の手がまったく介在しない「無人会計」が可能となっているのだ。
入店時は無人受付機が対応しており、寿司をレーンに流す量も、ICTでコントロールしている。
![くら寿司 回収ポケット](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/9/570/img_e9524ef16df6c9ce3251b9adf31ee59f295271.jpg)
それらの技術をもってすれば、「プレゼントシステム」は音楽も演出も、もっとスマート化できる。スピード感も、注文した皿を運ぶときに使われる「専用レーン」であれば、もっと素早く運ぶことが可能だ。だが、そうはしない。
「通常レーンでもたもたと近づいてきて、『遠くから何かがきたぞ』みたいな演出をしたほうが、回転寿司ならではの楽しさがあるのではないでしょうか。“気を持たせるワクワク感”みたいな部分を、日本人は好むと考えています」
![くら寿司](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/0/3/570/img_0353ba99ddf6e28ba7df4f5ac186c648261920.jpg)
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