どうすれば得?「所得控除」意外と知らない活用法 たとえば共働き夫婦の医療費控除の申告はどちらがいい?

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(写真:mapo/PIXTA)

今年も確定申告の時期を迎えました。今年の提出期限は2月17日から3月17日まで。

「ちょっと面倒で、後回しにしてしまっています……」

この時期になると、私のもとにも、こうした声が本当に多く届きます。

確定申告によって、昨年1年間の所得と所得税の申告、及び納税を行いますが、私たちが納めている所得税(や住民税)は、自分自身の1年間の所得に決まった税率をかけて算出されています。その際にポイントとなるのが「所得控除」です。

これは、自身や家族の状況に応じて、所得から一定の金額を差し引くことができる制度で、上手に利用することで、所得金額が少なくなり、結果として所得税(や住民税)を軽減することができるという「お得な制度」とも言えます。

この所得控除は、一般的に確定申告をする必要のない企業にお勤めの方ももちろん利用できます。お勤めの方は、既に年末調整の書類に記入して会社に提出したことと思います。

年末調整は、企業が行う手続きのことで、従業員一人ひとりについてその年に支払うべき所得税額を算出し、すでに給与から天引きしている源泉徴収税額をもとに年末に過不足分を調整するものです。

このため、従業員は所得税の控除に該当するものがあれば、書類に記入することで申告し、証明書もあわせて提出します。

よくある質問とは

「年末調整の書類って、何を書けばよいんでしたっけ?」

「iDeCoに加入している分の金額はどこに記入したらよいですか?」

こういった質問を多くいただきますが、これは「いったい何のために記入し、提出しているのか?」ということを考えてみると、意識がガラッと変わってきます。

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