「フリーランスと会社員」成し遂げる仕事の決定差 会社を辞める前に思い出すべき「5つの恩恵」
しかし、そのすべての技術と知識を網羅するには、かなりの時間と経験を要します。現実的には、社員それぞれが技術と知識を持ち寄って、仕事を進めていくことになります。
1人で図面を完成させるのは、非常に困難です。そこでものをいうのが、社員間の相乗効果。これこそがチーム力のなせる技といえましょう。
困ったときに相談できる「同僚、先輩、上司」がいる
皆さんにも覚えがあるでしょうが、先生が教えてくれるより、算数の得意な友人に習うほうが理解度は高まるということがあります。
それは、友人だからわからないところを質問しやすいというのもありますし、教える側も、同じ歳の仲間だからこそ、どこがわからないのかを等身大にとらえられるからというのがあるような気がします。
当社では新入社員には、まず1つ上の先輩社員をつけるようにしています。年齢が近いので、新入社員が接しやすいというだけでなく、先輩は、内容を理解していないと後輩に指示できないので、先輩側の能力向上という相乗効果も期待しています。
職場の仲間というのも、底辺にそんな関係性ができているのではないでしょうか。電気のことはあの人、空調・衛生については彼、というように、どの会社にも大抵それぞれの分野に詳しい社内的な専門家がいるものです。
そんな社内的な専門家が手を取り合えば、まさに鬼に金棒ですし、そういった相乗効果を生み出せるのは会社ならではです。
これがフリーランスだったら全部、自分で抱え込まなくてはなりません。順調にいっているときはいいでしょうが、仕事はうまくいくときばかりとは限りません。
新しいアイデアが求められたとき、誰も相談する相手がいません。仕事が重なって、誰か頼める人がいないかなあと思っても、協力してくれる人がいないのです。
もしかしたら、やっかいなお客さんにつかまって、ヒステリックにクレームを言われることもあるかもしれません。そんなときだって、そのストレスも誰かと一緒に共有することができず、1人で抱え込まなくてはならないのです。
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