東南アジアで「日本の改造車文化」が人気の理由 マレーシア版の東京オートサロンの熱狂

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そんな東京オートサロンは、規模が拡大するにつれて改造車好きだけではなく、一般のクルマ好き、さらに海外からも注目されるイベントに成長。現在ではアメリカ「SEMAショー」やドイツ「エッセンモーターショー」と並び、世界3大カスタムカーショーのひとつに数えられるようになっている。

さらに2012年には公認イベントとしてタイで「バンコク・インターナショナル・オートサロン(以下、バンコクオートサロン)」、翌年の2013年にはシンガポールで「東京オートサロン シンガポール」が開かれ、2023年にはマレーシアで「東京オートサロン・クアラルンプール(以下、マレーシアオートサロン)」が開催。東南アジアを中心に日本の改造車文化が輸出されるようになっていく。

ちなみに現在、海外で開催されている東京オートサロン公認イベントは、今年で11回目となる「バンコクオートサロン」と、今年で3回目となる「マレーシアオートサロン」のふたつ。どちらも日本車のカスタマイズをテーマにしたカスタムカーショーとして人気を博している。

バンコクオートサロンについて

2024年6月に開催されたバンコクオートサロン2024の様子
2024年6月に開催されたバンコクオートサロン2024の様子(筆者撮影)

バンコクオートサロンは、2012年に初開催され、コロナ禍の期間を除いて、毎年開催されている東南アジア最大級のカスタムカーショーだ。日本の東京オートサロンと同様、ホンダやトヨタ、マツダ、いすゞなどの自動車メーカーをはじめ、現地のカスタマイズメーカー・ショップなど約100社が参加し、400台以上の車両が展示される。ちなみに11回目となる今年も8月27日~31日の5日間の日程で開催されることが決定している。

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