357円「日本のチョコレート」がじわり人気の理由 旬の果物を使った「日本の四季」がコンセプト
そのためにカギとなるのが知名度アップだ。
ひとつには種類数が多いあまり、ブランドと結びつく、ビジュアル的なインパクトが足りないのかもしれない。海外のブランドの例だが、「フェレロ ロシェ」はブランドは知らなくても「丸くて金色のチョコ」のイメージは強く、脳裏にパッと浮かぶ。
同じく丸いチョコレートのリンツは、色とりどりのキラキラしたチョコがどっさり盛られた売り場のイメージがまず浮かんでくる。
これらを考えると、可能性があるのが、看板商品のパレショコラを使った方法ではないだろうか。例えば自由が丘店ではバレンタイン時期、2つある壁面のうち1つをパレショコラが埋め尽くし、その種類の多さをビジュアルで伝えている。
さらなる知名度アップのために
あとは看板商品の中でも、最もそのブランドらしさを伝える定番商品をつくる手もある。
広報担当におすすめを聞いたところ、ビターチョコにナッツ類、ドライフルーツをトッピングした「マンディアン ノワール」とのことだ。
「ベルアメール」のブランド名はフランス語で「美しい苦味」。
ナッツ類の歯応え、コク、ドライフルーツの甘酸っぱさを、ビターなチョコがバランスよく包み込んだ同品は、確かにブランドの顔といえるかもしれない。
多様さの魅力とともに、1つの商品でものづくりの姿勢をしっかりと伝える。さらなる知名度アップのためには、このあたりにヒントがありそうだ。
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