週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス

357円「日本のチョコレート」がじわり人気の理由 旬の果物を使った「日本の四季」がコンセプト

8分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

そのためにカギとなるのが知名度アップだ。

バレンタイン時期限定の「アムールストロベリーパフェ」(1980円)。チョコレートがしっかりと使ってあり甘いが、ソースやジュレなどさまざまな食感のいちご味がキリッと引き締めている(撮影:今井康一)

ひとつには種類数が多いあまり、ブランドと結びつく、ビジュアル的なインパクトが足りないのかもしれない。海外のブランドの例だが、「フェレロ ロシェ」はブランドは知らなくても「丸くて金色のチョコ」のイメージは強く、脳裏にパッと浮かぶ。

同じく丸いチョコレートのリンツは、色とりどりのキラキラしたチョコがどっさり盛られた売り場のイメージがまず浮かんでくる。

これらを考えると、可能性があるのが、看板商品のパレショコラを使った方法ではないだろうか。例えば自由が丘店ではバレンタイン時期、2つある壁面のうち1つをパレショコラが埋め尽くし、その種類の多さをビジュアルで伝えている。

さらなる知名度アップのために

あとは看板商品の中でも、最もそのブランドらしさを伝える定番商品をつくる手もある。

広報担当におすすめを聞いたところ、ビターチョコにナッツ類、ドライフルーツをトッピングした「マンディアン ノワール」とのことだ。

パレショコラが埋め尽くす壁面(撮影:今井康一)

「ベルアメール」のブランド名はフランス語で「美しい苦味」。

ナッツ類の歯応え、コク、ドライフルーツの甘酸っぱさを、ビターなチョコがバランスよく包み込んだ同品は、確かにブランドの顔といえるかもしれない。

土台のチョコレートの配合やトッピングの組み合わせでさまざまな味わいが楽しめるのが、パレショコラの魅力(撮影:今井康一)

多様さの魅力とともに、1つの商品でものづくりの姿勢をしっかりと伝える。さらなる知名度アップのためには、このあたりにヒントがありそうだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象