多くのトラックドライバーがシャワーを求めて集まるのが高速道路の一部のSAPA内にあるコインシャワーだ。最近まで使用料は10分200円だったが、今は値上がりして300円のところが多い。そのため男性トラックドライバーの多くが「使用時間は10分」と答える。
ちなみに女性ドライバーで多かったのは「20分」だ。女性トラックドライバーは全体のわずか3%。長距離に限定すると、その数はより少なくなるため、女性専用シャワー前に男性のような長蛇の列ができることはないが、20分の利用になると1回で600円使うことになる。
10分のために約4時間待ちも
こうしたSAPAはトラックドライバーたちにとって数少ない日常のオアシス。指定された時間までの待機や、翌日の運行までの休息のためにたくさんのトラックがひしめき合う。
SAPAの大型マスは、最大級のところでも約350台分。以前から慢性的に大型トラックの駐車マスが足りていないことが問題になっており、マス外や路肩にまで駐車している状態となっている。
問題なのは、すべてのSAPAにコインシャワーがあるわけではない点だ。シャワー施設が備わっているSAPAは、全国でも約50カ所程度。あったとしてもシャワールームは大体3~5台ほどしかない。そのため、シャワー施設のあるSAPAにトラックが集中し、駐車マスが足りなくなっているという状況に陥っている。
「数は少なくていいから、SAPAの各所にシャワールームをおいてほしい」
「高速のシャワーの設置場所を増やしてほしいです。設置されている所に車両が集中してしまうので」
無料会員登録はこちら
ログインはこちら