知って安心、老親のことで困った時の駆け込み寺 無料での自宅訪問や電話相談もできる
親が倒れたり、認知症になったりして、ある日突然はじまるのが介護です。親の介護は、事前に準備をしておかないと、生活やキャリアが一変するほどのインパクトがあります。「親が歳をとったな」と感じたときに、準備できることは何か? 介護初心者のKが、岩手・東京間の遠距離介護歴12年の実践者である工藤広伸さんに話を聞きました。
※本稿は、工藤広伸さん著『老いた親の様子に「アレ?」と思ったら』から一部抜粋・編集したものです。
介護に関する2つの休み
K:くどひろさんに「就業規則に書かれている介護の休みについて調べてみるといい」とアドバイスをいただいたので、ちょっと読んでみたのですが、難しくて……(汗)。今日、就業規則のコピーを持ってきたので、直接見ていただいてもいいですか?
工:いいですよ。……ふむふむ、なるほど。
K:これ、なんて書いてあるんですか?
工:簡単に説明すると「介護休業は、介護する家族1人につき通算93日まで休めて、3回に分割して取得できる」「介護休暇は、介護する家族1人につき年に5日休めて、1時間単位から取得できる」とあります。これは法律の規定通りの内容そのままで、そのことがしっかり書かれていますね。
K:なんだか読む気がなくなる文章ですよね。会社は休ませたくないんですか?
工:いえいえ(笑)。法律の内容をそのままのせているだけなので、ちょっと難しい表現になっているだけです。そういう会社も多いですよ。
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