品川区でもほぼ無名「都心に取り残された街」の姿 "東京の田舎"の姿を残した「中延」の深い魅力

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小さな白蛇像
蛇窪神社の白蛇像、境内の各所にこうした可愛らしい像がある(筆者撮影)

門前に店を構える「遠藤米穀店(東京都品川区二葉4-4-7)」の遠藤彰さんは次のように語る。

「ここは昔、荏原郡上蛇窪村っていう地名だったんですよ。現在の東急大井町線戸越公園駅も蛇窪駅だった。うちはこの地で100年前から店をやっています。私で3代目です。2025年は巳年なので、お客さんもかなり増えていますね。

蛇窪神社は御朱印の人気ランキングでも、上位の常連なんです。街もこの人気にあやかって、御当地街灯なんかも作って盛り上げていますよ」(遠藤さん)

蛇窪神社近くにある白蛇をかたどった御当地街灯
蛇窪神社近くにある白蛇をかたどった御当地街灯(筆者撮影)
遠藤彰さん
遠藤米穀店店主 遠藤彰さん(筆者撮影)
遠藤米穀店
(筆者撮影)

街のことは地元の不動産屋さんに聞け

商店街、全国でも有名な神社、気の良い商店主の皆さん。中延という街は、歩いていて飽きない。気がついたら、日が暮れていた。

帰宅するサラリーマンや、夕食の食材を買い求める人たちの姿が目立ってきた。どこの街も同じだが、夕暮れのあわいの中に、昼間とは違った風景が見えてくる。

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