

「部屋に置くものや配置は、事前に図面を描くなど吟味しています。飾っている玩具やアートのテイストは自分の趣味を突き詰めたものなので、この部屋自体が自分の脳内のような感じです。イメージソースは『ブレードランナー』や『キャスパー』の80年代、90年代のレトロなSF観。
私はこの部屋ですべてを行っているので、必要なものだけでなく好きなものを詰め込んだ、機能的で居心地の良いシェルターのような空間を作りたかったんです」(ChaNkRoさん 以下の発言すべて)
父との共同作業から生まれた部屋
「シェルター」とは、避難所や保護施設を意味する。秘密基地のようなこの部屋は、彼女の何を守っているのだろうか。
「家族とは仲が良いのですが、私は自分のアイデアを育てるための、24時間自分だけの空間が欲しくって。働きながらお金を貯めて、ひとり暮らしをする機会をうかがっていました」

部屋はDIYで壁材を貼ったり、鉄板を貼ったりして防音性や機能性を高めた。
「ひとり暮らしを始めるための資金はだいたい100万円ぐらい。それで理想の空間を作ったんです。私自身はデザインやコンセプトを考えられますが、設計や施工は一人では無理なので、建設関係の仕事をしている父に手伝ってもらいました。
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