「這い上がらない哲学」で準優勝した"驚く芸人道" 流されて生きて「受け身の姿勢」で成功を掴む

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マシンガンズ
「我々は長い間、自分たちの番が来るのを『待っていた』」と話すマシンガンズの西堀亮さん(写真右)。(写真:『もう諦めた でも辞めない』より)
「THE SECOND 〜漫才トーナメント〜2023」で準優勝を果たしたお笑いコンビ・マシンガンズ。コンビを結成してから25年後の栄光でした。役者として多数ドラマに出演する西堀亮さん、そしてゴミの専門家として活躍する滝沢秀一さん。芸人として脚光を浴びるまでの道のりは長かったものの、「『這いあがろう』なんていう気はない」という2人。
これまで「流されて生きてきた」という西堀さん。ようやく掴んだ成功も「受け身の姿勢から」手にしたものだと語ります。本稿は、『もう諦めた でも辞めない』より一部抜粋・編集のうえ、お届けします。

大概のことって、自分ではどうすることもできない

『THE SECOND』の出場は僕らの意志じゃなく、(マネジャーの)田中が応募したものですからね。僕はその時期、副鼻腔炎の手術を予定していて、最初は出ないって言ってたんです。でも、たまたま予選が入院する前日だったので参加できて。運に見放されていたら、出ていなかったです。

あの1つのタイミングで、何もかも変わるなんて、分からないもんですよね。だから、自分で何かを決めるなんて、小さなことなのかもしれない。大きな流れの前では無に等しいと思います。

実力もあって面白いのに、日の目を見ていない芸人ってたくさんいるんです。なぜ世に出られていないのか。外野の人は「あれがないからダメなんだ」とか、みんないろいろと言ってますよ。売れていないことに理由はいっぱいつけられる。

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