「這い上がらない哲学」で準優勝した"驚く芸人道" 流されて生きて「受け身の姿勢」で成功を掴む

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

――『THE SECOND』はマネジャーが応募したため出場することになったように、今の場所にたどり着くことができたのは、周囲に助けられたからでもある。仕事がうまくいっていなかった時に、バックアップしてくれた先輩なども多い。

有吉弘行さんはいつも助けてくれます。自分の番組に呼んでくれたり、ラジオのアシスタントにしてくれたり。有吉さんは、大ブレイクから1度落ちたことがあるから、自分の力だけではどうにもならないことがあるってことを知っている人だと思うんです。こんな、MCを全局でやるような才能のある人が、一時期はくすぶっていたんですから、分からないもんですよね。

有吉さんは1番のスターになりましたが、「どうしようもないこともある」と分かっているからか、僕らが売れていないことに対して、そんなに言われたことはないです。ただ、「仕事は一生懸命やれ」とか、そういう注意はありますけど。

土田晃之さんは、カラッとしているんですよ。若い頃に早い段階でガッと売れて、ずっと第一線だから。土田さんってエリートなので、「ドンマイドンマイ、頑張れ!」という感じです。『さんまのお笑い向上委員会』みたいなバラエティで現場が一緒のときは、自分たちが前に出られるようにパスを出してくれたりして。ガチで説教されたのは、(寺門)ジモンさんだけです(笑)。

マシンガンズ
マシンガンズの2人(写真:『もう諦めた でも辞めない』より)

何かと気に掛けてくれる小池栄子さん

あとは、小池栄子さん。『世界一難しい恋』で共演して以来、何かと気に掛けてくれて。『行列のできる法律相談所』で、世間的には全然関心がないはずの西堀の名前を出してくれたこともありますし(2018年)、もともとは出番がなかったドラマでプッシュしてくれたり。

年は俺のほうが上ですが、食事に誘ってもらったりとか、舎弟のような感じです。何ででしょうね。野心がなくて暑苦しくないからかな。すぐ腹を見せる吠えない犬みたいな。「西堀さんといると、自分がちゃんとした人間に見える」って、小池栄子は言ってました。

次ページ芸人は失うものがなさすぎる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事