いかがでしょうか?漫画でも描かれていたように、選択式問題のコツは「どんな間違いがありそうか」というポイントを考えていくことです。
選択肢を読んで「どこが間違いになりそうか」という目線で精査することで、「こういうひっかけがあるのではないか」とトラップに気付くことができるようになります。
今回は、3つのポイントをみなさんにご紹介しましょう。
1 否定的な表現があったら線を引き、本当に否定されているかを確認する
まずいちばん「間違いになりやすいパターン」は、否定的な表現を使って、文章の内容と反対のことを言う場合です。英語でいえば「not」や「no ~」とか、「hardly」「rarely」「only」などの頻度が限定されている場合がこれに該当します。
例えば、「彼女はこの商品を買わなかった」という選択肢だった場合、実際には本文では買っているので、間違いになるかもしれません。「彼女はこの商品を買っているだろうか?どうだろうか?」と思いながら、本文を読めばいいわけですね。
ほかの候補は何かを考える
2 固有名詞があったら線を引き、別の固有名詞に警戒する
次は固有名詞です。なんらかの具体的なものが、別のものと置き換わっている間違いパターンです。
例えば、「アメリカでこんなことが起こった」という選択肢だった場合、実際に本文を読むと、「アメリカ」ではなく「日本」で起こったと語っているかもしれません。「冠位十二階を制定したのは中臣鎌足だった」と書いてあった場合、「これは本当に中臣鎌足だったっけ?ほかの人物だったような……」と考えていきます。
このように、具体的な名前が出てきたら、「他の候補はなんだろう?」と考えて解く必要があります。国名が出てきたら「別の国名が来るのではないか?」、人名が出てきたら「他の人名が来るのではないか?」と考えるのです。
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