記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されます。連載第157回は新しいことにチャレンジする際の心構えをお話しします。
新たなことに挑戦!どう始める?
何か新しいことを始めようと思って道具を準備するときに、皆さんはどちらを選びますか?
1 できるだけ安いもの・初心者向けの道具を用意する
2 できるだけいいもの・初心者向けではない道具を用意する
具体的な例を挙げましょう。ゴルフをはじめようと思ったときに、「とりあえず初めてだから、安いクラブを買おう」と思うか、「これから続けることも考えて、いいクラブを買おう」と考えるか、どちらなのか?という話ですね。
多くの人は、「1」を選ぶと思います。「まずは安価なものや初心者向けのものを選んで、その後で慣れてきてから、本格的なものを買えばいい」と。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら