記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されます。連載第158回は、番外編です。受験直前の心構えをお話しします。
いよいよ共通テスト本番
今年もいよいよ受験シーズンが近づいてきました。1月18日と19日には大学入学共通テストが実施されます。
2月頭には中学受験が行われ、2月後半には国公立大学の2次試験が実施されます。いよいよ受験直前ですね。
この時期になると、「自分は合格できるでしょうか?それとも、不合格になってしまうでしょうか?」と、聞かれることもあります。
僕は神様ではないのでこの質問に対して答えることはできないのですが、ただ「合格しやすいタイプ」と「不合格になりやすいタイプ」の違いはよく知っています。
今回は、「どういうタイプが、試験で合格しやすいタイプだと言えるのか」について、みなさんにお話ししたいと思います。
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