新たな挑戦で「結果出す人」と「そうでない人」の差 高くていい道具、安い道具どちらを買うか?

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人間は、環境によってモチベーションや能力が変わってしまうものです。この場合、「初心者向けの安価なもの」を選ぶということは、「初心者のままでいい」「下手なままでいい」と自己暗示をかけるようなものです。逆に、「いい道具を買う」というのは、自分のことを奮い立たせてくれるものです。

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例えば東大生でも、「なかなかやる気が出ないな」と思ったときには、お小遣いやお年玉で高価な文房具を買った、という人がいました。その文房具を持つことで、「せっかく買ったんだから勉強しよう」という気持ちが湧き出てくるのだとか。

「いい道具を買っても、三日坊主になってしまったら、お金がもったいない」という意見もあるでしょう。しかし、いい道具を使わないから、モチベーションが下がって、三日坊主になってしまうのです。

最初からいい道具を選ぶことが大事

いい道具を買ったら、「このまま使わないのはもったいない」と思って使い続けようとしますよね。このように、道具は三日坊主を防ぐ働きもあるのです。

「弘法筆を選ばず」という言葉があります。名人は、道具がどんなものであったとしてもいい技量を発揮することができるという意味です。でも、われわれのほとんどは名人ではありませんから、しっかり筆を選んだほうがいいわけです。

最初からいい道具を準備して、「これを使ってきちんと頑張ろう!」と自分を奮い立たせること。何か新しいことを始めようと思っている人はぜひ、参考にしてみてください。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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