
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第175回は、志望校に受かるための勉強法についてお話しします。
25年に東大理3に合格した生徒の勉強法
僕たちカルペ・ディエムは、今年の東大合格者たちにアンケートを取って、彼ら・彼女たちがどんな勉強法を実践していたのかについて検証を行っています。
そんな中で、今年東大理3に合格した生徒の中に、こんな勉強法を実践していた人がいました。
「問題を解いて、解説を読んだ後に、解けても解けなくてもその問題について3分ほどぼーっと考えて、その問題で学んだことが印象に残るようにしていた」
通常、問題が解き終わった「後」にその問題に対して「考える」ということはまれです。しかし、東大合格者たちにアンケートや、インタビューをしてみると、この学生と同じようにしっかりと1問に対して「考える」ということをしている人がとても多かったです。
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