記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第150回は意外と点数を稼ぐのが難しい国語の攻略法を解説します。
国語は安定して点を稼ぐのが難しい
大学入試が近づく今のシーズン、よく受験生や親御さんから受ける質問が「国語って、どうやって成績を上げればいいですか?」というものです。
日本語なので一見なんとかなりそうですが、安定して点数を稼ぐのが難しい科目でもあります。調子のいいときは8割取れるけれども、ダメなときだと6割くらいになってしまう……なんて人も多いです。受験業界でも、「国語の成績を上げるのがいちばん難しい」と言われているほどです。
では最難関の入試を突破した、東大生たちはどうやって国語の勉強をしていたのでしょうか。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら