記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第154回は過去問を解くときに気を付けるポイントをお話しします。
復習の時間疎かにしてないか?
いよいよ年明けに迫る大学入学共通テスト。多くの受験生が不安な日々を送っていると思います。
試験が近づいてくるとよくやってしまうのが、「復習の時間を疎かにしてしまうこと」です。
この時期はどの受験生も過去問をたくさん解いていると思いますが、その過去問演習も、復習の仕方を間違えてしまうと、まったく意味のないものになってしまうかもしれないのです。
例えば、過去問演習の際に、「不正解のところしか復習しない受験生」は、試験本番で大失敗してしまう可能性があります。
今回は、過去問演習のコツについてみなさんに共有したいと思います。
まずは、漫画『ドラゴン桜』のワンシーンをご覧ください。
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