40年前の「牧歌的な渋谷」が外国人の街になるまで 東急vs.西武の「百貨店20年戦争」が生んだ好循環
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この峯岸ビルの敷地面積は狭い。しかしスクランブル交差点に面している面が大きいという点に着目し、「広告塔」としての機能に特化して企画された建物が「Qフロント」だった。
Qフロントの竣工は1999年12月。当時はデジタル時代の初期だった。
完成当時からスクランブル交差点に面した巨大スクリーンに次々と映し出される映像のインパクトは大きく、またたく間に東京のトレンドスポットとなったが、当時からここが特に東急色のある存在と印象付けられていたわけでもなかった。
もう一つの中心地だった「センター街」
Qフロントの脇は、渋谷センター街の入口でもある。80年代後半から、東急vs.西武の覇権争いの外側で、もう一つの渋谷の中心となったのが、この渋谷センター街だった。
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