ところで、八木さんにはインドカレー以外の趣味はないのだろうか。
「ありますよ。海外旅行が趣味なんです。ただ、行った先でも必ずインドカレー店を探しますね。たとえば、タイのカレーは何だかパクチーが多かったりするんですよ。そんなローカライズされたインドカレーを見つけるのが楽しいんです」
どこまで行ってもインドカレーが気になって仕方ない八木さんなのである。
仕事で飲むときはインドカレー店を提案
普段の八木さんはコンサルティング会社に勤める会社員として、さまざまな企業の業務改善やプロジェクト推進の支援に従事している。
就業時間は9〜18時。いまはリモートメインで、必要があれば出社している。繁忙期には残業もあり、忙しくて昼食時に外出できないこともあるため、新しいインドカレー店の開拓にはもっぱら土日を充てている。
「一時期に比べればコンサルティング業界もハードワークが減ったので、日付が変わるまで仕事をすることはありません。その分、日中はかなり集中して職場にこもって仕事をしていますから、平日のランチで食べ歩きをするのは難しいです。
そのかわりというわけではありませんが、仕事で飲み会をセッティングしなければならないときは幹事を買って出てインドカレー店を提案することが多いですね。職場にもカレー好きな人は多いですよ」
八木さんに今後やりたいことを聞いてみた。
「日本とインドのインドカレー店を開拓しつつ、世界中のローカライズされたインドカレーを食べて回りたいですね。フランスやイタリアのようにチーズやパン、トマトがおいしい国のチーズナンやインドカレーはどんなふうにローカライズされているんだろう、と気になっています。北海道もチーズがおいしいところですから、北海道のお店も開拓していきたいですね」
そのほかにも、現地スタイルのインド料理を日本人に振る舞いたい日本在住のインド人家庭と日本人旅行者をマッチングさせる取り組みや、インドに関するビジネスにも挑戦したい、と語る八木さん。
もはや「食べ歩きの人」というより、「日本とインドの架け橋」という言葉がぴったりだ。
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