有料会員限定

「リトルインディアの父」が語るインドと日印関係 江戸川インド人会 会長インタビュー

✎ 1〜 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
江戸川インド人会会長 ジャグモハン・チャンドラニ氏
ジャグモハン・チャンドラニ(Jagmohan Chandrani)/江戸川インド人会会長。1952年、インド・コルカタ生まれ。インド・デリー大学卒業後、78年に来日。紅茶の輸入業のほかインドレストランやインド食材店を経営(写真:編集部撮影)

特集「インドが熱い」の他の記事を読む

世界一の人口を抱え、GDPで世界3位になることが確実視されるインド。日本企業はこの国とどう向き合えばよいのか。本特集では、インドの実情とビジネスのヒントを徹底リポートする。

在日インド人が多く暮らす東京都江戸川区西葛西で、「リトルインディアの父」と呼ばれるジャグモハン・チャンドラニさん(72)。貿易商として1978年に来日。コンピューターが誤作動を起こす可能性があった2000年問題を機に日本で働くインド人が増加し、彼らの生活を支えてきた。インドとの付き合い方に戸惑う人が多い中、チャンドラニさんに、インドという国の性格や向き合い方について聞いてみた。

 

──世界がインドの動向に注目するようになりました。

古代インドは世界中に文化的、技術的な影響を及ぼす文明国だった。注目されるのは自然の流れだと思う。

日本とのつながりも奈良時代にまでさかのぼる。東大寺の大仏開眼で導師を務めたのはインド僧の菩提僊那(ぼだいせんな)だった。

「液体になれ」の精神が重要

──世界は西側と東側に分断されていますが、インドはどちら側にも身を委ねません。 

それがインド人の考え方。冷戦時にもインドは東側と西側どちらにも寄らなかった。

関連記事
トピックボードAD