有料会員限定

日本企業インド最前線①日本製鉄、パナソニック 中国からシフト/16年で売上7倍と急成長

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

マルチ・スズキ以外にもインドには日本の名だたる企業が飛び込み、試行錯誤を重ねている。各企業の最前線をリポートする。

ハジラ製鉄所の遠景
インド西部に位置するハジラ製鉄所。需要地に近く規模が大きい(写真:AMNSインディア)

特集「インドが熱い」の他の記事を読む

世界一の人口を抱え、GDPで世界3位になることが確実視されるインド。日本企業はこの国とどう向き合えばよいのか。本特集では、インドの実情とビジネスのヒントを徹底リポートする。

日本製鉄|中国事業を縮小しインドで勝負をかける

高炉を休止するなど国内の製造能力を縮小している日本製鉄。今年は、中国事業の中心だった宝山鋼鉄との合弁の解消にも踏み切った。一方で、投資を振り向けるのが、目下USスチールの買収を目指している北米、東南アジア、そしてインドだ。

日鉄は2023年度の実力ベース事業利益9350億円のうち、1318億円を海外で稼いでいる。中でも近年、存在感が増しているのがインドだ。

19年、現地の大手鉄鋼メーカー、エッサールスチール(現AMNSインディア)を欧州のアルセロール・ミタルと共同で買収。買収額約7700億円のうち40%を出資しインド市場に大々的に進出した。

関連記事
トピックボードAD