サブウェイ「ワタミによる買収」が納得しかない訳 「体験型飲食」として実は高いポテンシャルがある
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先日、ワタミによる買収が大きな話題となったサブウェイ。コロナ禍を経て、居酒屋業態で苦戦が続いていることを考えると、今回の買収は納得のいくものと言えるでしょう(筆者撮影)
居酒屋『和民』で一斉を風靡したワタミが、米サブウェイと日本国内でFCを展開する契約を結んだほか、米サブウェイ日本法人を買収したことが大きな話題となった。
新著『ニセコ化するニッポン』も話題の、気鋭のチェーンストア研究家・谷頭和希氏は、「ワタミによるサブウェイの買収は、納得しかない」と指摘するーー。
前回の記事ーワタミの「サブウェイ買収」に見る居酒屋の衰退 コロナを経て、飲み会はすっかり過去の文化にーでは、ワタミによるサブウェイ買収について、コロナを経て、居酒屋業界が全体的に下降トレンドにあることを説明した。
続く今回の記事では、サブウェイの業態としての強さ、ポテンシャルについて考察していきたい。
なぜ、サブウェイを買収したか?
ワタミ自体の不調、そして居酒屋産業自体の2つの不調の中で、近年ワタミにとっては厳しい舵取りが続いている。
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今や、和民の名前を冠した店舗はほぼなくなった。写真はワタミのブランドのひとつである「三代目鳥メロ」(筆者撮影)
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