サブウェイ「ワタミによる買収」が納得しかない訳 「体験型飲食」として実は高いポテンシャルがある

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詳しくは前編を読んでもらいたいが、国内の店舗数は減少の一途を辿っており、それに伴う形で宅食事業の比率が増していっている。

ワタミグループの国内店舗数の推移
ワタミのセグメント比較グラフ

そんな中での、サブウェイの買収である。

決算説明会資料において、ワタミ側は「サブウェイしかないと考えた理由」として5ポイントを挙げている。

①強いブランド力、世界のサブウェイ
②ハンバーガー OR サンドウィッチの世界
③美味しい(ワタミのノウハウでもっと美味しく)
④強い業態力(収益力)
⑤少商圏業態

全世界で3万7000店舗を展開しているブランド力(①)に、日本では競合の多いハンバーガーではなくサンドウィッチで勝負できること(②)、そして何よりも味のおいしさと(③)と1店舗で3回の資本回転(資本金2000万円に対して年間で6000万円売り上げる)という強い業態力(④)、そして商業施設の中や駅の構内など小さい場所でも出店可能である(⑤)というのが、ポイントだ。

さらにこれに加えて筆者は、サブウェイ自体がこれからの飲食のトレンドを先取りしており、かなり先行きが明るい業態だということも指摘したい。それを、

(a)「美味しさ」×「健康」

(b)「体験型飲食」

の2つに求めたい。

「美味しさ」×「健康」で顧客に訴求する

よく知られているように、サブウェイはアメリカでは2万店舗以上を展開し、大手ファストフードチェーンの中でも一番の店舗数を誇っている。

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