「栄養状態」を軽視する人が幸せになれない理由 寿命を決定的に左右する「栄養失調」のなぜ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
【新版】サプリメントの正体
若いうちから栄養のことに関心を持つと、毎日のパフォーマンスが上がり良い仕事につながります(写真:buritora/PIXTA)
医療機関専門のサプリメントメーカーを創業して18年になる田村忠司氏がこのたび『【新版】サプリメントの正体』を上梓した。サプリメント業界の裏側、本当に飲む価値のあるサプリ、飲んではいけないサプリを赤裸々に語り、発売直後から大きな反響を得ている。
栄養療法に取り組む医師・歯科医師・医療従事者に向けたセミナーを全国で開催し、そのわかりやすさ、栄養療法の知識の深さで多くの医師から絶大な信頼を得ている田村氏が「日本人に不足しがちな栄養素」について語る。

想定の10倍怖い「栄養不足」

前回記事『足りないと女子力が下がる、不足が深刻な栄養素』で「日本人女性は深刻な栄養不足に陥っている」という危険性をお伝えしました。

実は女性だけでなく、男性も栄養不足に陥っているのです。

【新版】サプリメントの正体
『【新版】サプリメントの正体』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」、および「国民健康・栄養調査」によれば、摂取基準量に対して不足している栄養素はビタミンA、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、カルシウム、マグネシウムといったビタミン、ミネラルです。

男女で違いがあるのは鉄で、前回記事で述べた通り、女性に不足が顕著ですが、男性は鉄の不足はあまり見られません。

ではこうしたビタミン・ミネラルが不足するとどんな不都合が生じるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

・ビタミンAが不足すると……

ビタミンAは目の機能や皮膚・粘膜を正常に保つ役割があります。不足すると肌荒れが起きたり、風邪をひきやすいなどの症状が起こります。またドライアイ、暗いところで目がよく見えなくなる夜盲症もビタミンAの不足で起こります。

ビタミンAを多く含む食品 レバー、うなぎ、牛乳、チーズ、卵黄、海苔など
次ページ不足すると太る栄養素とは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事