「低アル飲料」を喜んで飲む人が知らない"真実" むしろ時代によってその基準は変化してきた
酒類メーカーが推進する「適正飲酒」の不都合な現実
適正飲酒、ソバーキュリアス、スマートドリンキングという言葉を最近、目にすることも多くなった。
ストロング系缶チューハイ(以下、ストロング系)が猛威を振るっていた時代は終わり、今は「微アルコール(以下、微アル)」と「低アルコール(以下、低アル)」が注目を集めているのだ。
今年に入ってアサヒビールはアルコール度数8%以上の缶チューハイを発売しないと決め、サッポロビールも今後は8%以上の商品については発売しないことを発表した。
そして、ストロング系の代表格ともいえるサントリーの「ストロングゼロ(以下、ストゼロ)」は「-196(イチキューロク)」と名前を変え、アルコール度数4%の商品も登場している。
前回記事ー『「微アルで適正飲酒」推進の裏にある不都合な現実 もはや、メディアに踊らされているにすぎない』ーでは、この現状を筆者は「ストロング系に対するバックラッシュ」だと指摘した。国が総力を上げて、ストロング系の流行に歯止めをかけようとしているのは間違いない。
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