第一印象を格段にアップさせる気くばりのコツ 「マインド」や「見た目」は戦略的に演出できる
時々、口元を手で隠して笑う人がいますが、それはとてももったいないこと。笑顔はあなたの第一印象をアップさせる最大の武器! 手で隠さずに最高の笑顔を届けましょう。
「身だしなみ」も気くばりのひとつ
次に、「見た目」についてです。誰かと話しているとき、人は同時にさまざまな情報をキャッチしています。それを大きく視覚情報、聴覚情報、言語情報に分けた場合、相手からキャッチする情報の割合は、視覚情報が55パーセント、聴覚情報が38パーセント、言語情報が7パーセントといわれています。これを「メラビアンの法則」といいます。
ここから何が言えるかというと、一期一会が良縁につながるかどうかを分ける第一印象をよくするために、まず重視したいのは視覚情報ということ。つまり、自分を「どう見せるか」ということです。
言うまでもなく、爪や髪の毛をちゃんとするなど最低限の身だしなみは鉄則です。ビジネスマナーの研修で、私は必ず「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」と伝えています。
老若男女を問わず、相手に受け入れてもらうには「清潔感」が何よりも大切です。たとえば、シャツやズボン、スカート、ハンカチにピシッとアイロンがかけられていること。女性であれば、ストッキングが伝線していないことも大事ですから、ストッキングは必ず予備を持ち歩くことをおすすめしています。
男性は、お客様宅を訪問したり、接待のお店で靴を脱ぐかもしれないので、靴下に穴が開いていたり、踵(かかと)が擦り切れていたりしないことも確認が必要です。
靴はビジネスパーソンにとって一番見られている大切なポイントなので、必ずピカピカに磨いておきましょう。ビジネスシーンはもちろん、パーティー会場やきちんとした場面では、夏場にサンダルやミュール、冬場にブーツはNGであることも覚えておいてください。
また、お客様のご自宅や畳を歩くような料亭であれば、裸足(はだし)もNGですので、靴下を持参しておき、サッと履いてから上がるとスマートです。
さらに、デキるビジネスパーソンは、ハンカチを2枚持ち歩き、お客様の前で使うハンカチと、自分がトイレなどで手を拭くハンカチを分けています。手を拭いたり、汗を拭いたりして、ビショ濡れのハンカチをお客様の前で見せるのは、マナー違反です。
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