「会って0秒」で相手の心の扉を開けられるカギ 元TBSアナウンサーが実践するコミュ力アップ術

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コミュニケーション 笑顔
挨拶のポイントは、相手から言われるより早く、自分から先手を打つこと(写真:yosan/PIXTA)

よい対話を始める3原則「挨拶・笑顔・好奇心」

初めに、アタマに入れておきたいのが、対話の質を高めるスタートダッシュを決める3原則「挨拶・笑顔・好奇心」です。

国山ハセン
国山ハセン氏(写真:東川哲也 朝日新聞出版写真映像部)

まず、挨拶。

「おはようございます」

「こんにちは」

「はじめまして」

体の正面を相手に向け、しっかり目を見て、語尾まではっきりと発声して挨拶。あたりまえのマナーのようで、実はきちんとできている人は少ないと私は感じます。

「うっす」「おざす」「うぃ」と雑な挨拶をする若者が多い中で、一人だけ明瞭に「おはようございます」と言えたら、いい意味で目立ちますよね。 

挨拶は、相手の存在を承認する最もシンプルなコミュニケーションだとも言われます。

ポイントは、相手から言われるより早く、自分から先手を打つこと。「会って0秒」で発する一言の挨拶は、「今日、あなたとお会いできてうれしいです」というポジティブなメッセージに。

気持ちいい挨拶は、相手の心の扉を開けるカギとなり、そこから始まるコミュニケーションを円滑にします。

大事なルーティンとして、サボらず丁寧に心がけたいものです。

また、挨拶は「誰に対しても、いつでもフラットに」を意識したいもの。初対面のお客様には丁寧に挨拶をするのに、毎日顔を合わせる同僚に対しては無言。これでは、「相手によって態度を変える人」という印象につながってしまうでしょう。

親しき仲にも礼儀あり。多少フランクな言い方になるのはいいとして、挨拶を交わすコミュニケーションは維持したいものです。

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