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「自然の中での体験」が未来の子どもを救う? 目の健康の観点以外からもオススメする理由

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  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
  • 春山 慶彦 ヤマップ代表取締役CEO
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そういう意味で、週末親子で山に行くことは、眼科医の私から見てもとても素晴らしいことだと思っています。

春山:そうおっしゃっていただけると心強いです。「ヤマップ」のアプリユーザーの皆さんの中にも、お子さんと一緒に登山を楽しんでいる方はたくさんいます。

窪田:一方で、最初の山登り体験が学校の遠足だったという人の中には、登山に対して必ずしもポジティブな印象を持っていない人もいるようです。学校の遠足のように集団行動での山登りの体験をポジティブにするアイデアなどありますか。

春山:集団で山に入ったときは、自分のペースで登ることが難しいですよね。先生に合わせる、周りの友だちに合わせるという状態だと、「山と向き合えていない」ことになります。

窪田:確かに周りのペースに合わせようと意識しすぎると、景色を見る余裕もなくなってしまいますね。

最初は少人数からの登山がよい

春山:そうなんです。山と向き合うことよりも、その他大勢の他者の目線を気にすることに忙しくなります。本当の意味で山とともに過ごせていない状態に陥ってしまう。本来なら登山を通じて、山の素晴らしさを感じ取ったり、自分の命が自然の中でどのように存在しているのかを考えたりできるのですが、その体験がすっぽり抜け落ちてしまうのでしょう。

窪田:なるほど。とにかく周りから後れをとらずに山頂に到着することが目的になってしまうわけですね。

春山:ですので、可能ならできるだけ少人数で、例えば子ども15~20人に対し大人2~3人が付き添う感じで山歩きできれば理想ですね。

登山のために班を作るのなら、できるだけ少人数にすることが重要です。そして、一緒に登る大人や周りの子たちの目を気にすることなく、どう「山と向き合うか」という視点を持たせたうえで連れていく。大人がこの2点を意識するだけで、登山は子どもにとってかけがえのない豊かな体験に変えられると思います。

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【山好きな親の子が山嫌いに?】

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