あの「ビックロ」へ2年ぶりにユニクロが帰ってきた 詰めかける訪日客、足元はユニクロC、Uなど牽引
アパレル業界の秋冬商戦が一段と本格化する中、ユニクロは今なお、最も消費者の関心を集めるブランドといっても過言ではない。
国内ユニクロの月次売上高は、9月に前年同月比22.1%増を記録。客数は同18.1%増、客単価は3.4%増で、客数の激増が主な要因だ。昨年9月は同4.6%減だったとはいえ、かなり強い数字となった。
ユニクロを展開するファーストリテイリングの広報によれば「ブラトップやTシャツ、感動パンツ、エアリズムインナーなど、夏物コア商品の販売が好調だった。端境期に着用できるケーブルクルーニット群や、ジーンズ、チノパンツ、シャツなども売れた」という。
9月6日に「UNIQLO : C」秋冬コレクションの販売が始まったことも客足を牽引した。ユニクロCは英国の著名デザイナー、クレア・ワイト・ケラー氏によるプロジェクトで、2023年9月に始動している。
「ユニクロ」も著名デザイナーで変わる?
2023年秋冬と2024年春夏を経て、今回はメンズ商品も加わった。ウィメンズ31商品、メンズ12商品を展開。1990円のインナーから1万2900円のアウターまで、実用的なデザインかつ手に取りやすい価格でそろえた。
ユニクロCの期待は高く、メディアやインフルエンサーがこぞって紹介。例えば、スウェットワイドパンツはトレンドを押さえたシルエットで発売前からSNSでも話題となっていた。
また、ケラー氏はユニクロのクリエイティブ・ディレクターに就任し、2024年秋冬からメンズを含むユニクロのメインの商品群を手がけることになった。
ユニクロのコラボレーションは続き、9月27日にはパリのデザインチームによる「Uniqlo U」を発売。ユニクロの新ラインとして、ユニクロCに先駆けて2016年から展開しているラインナップだ。ユニクロCよりもモード・スポーティーな商品で人気を集めている。
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