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〈ユニクロ好調〉ファストリが5期連続で最高益更新! 売り上げで世界2位のH&Mに肉薄、牽引するのは北米と欧州・・・一方で今後の成長に潜む懸念も

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10月初旬に開かれたファーストリテイリングの決算説明会。2025年8月期の連結決算は売上収益、各利益ともに過去最高を記録した(撮影:尾形文繁)

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好業績が続くファーストリテイリング。成熟市場での成長余地が限られる中、おひざ元の日本では新たなビジネスに挑戦している。
【配信予定】
10月27日(月)ユニクロが世界2位H&Mに肉薄、今後のリスクは?
10月28日(火)売り上げ1兆円の国内、成長のカギはユニホーム事業(仮)
10月29日(水)柳井会長の次男、康治取締役に直撃!今後のユニクロの肝(仮)

「グローバルでブームが来ているんじゃないか」「全世界でこれだけ売れるというのは今までになかった」。ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は終始、晴れやかな表情で、報道陣やアナリストたちの質問に答えていた。

10月9日に発表された2025年8月期決算(国際会計基準)は、売上収益が3兆4005億円(前期比9.6%増)、営業利益が5642億円(同12.6%増)で着地した。増収増益となるのはコロナ禍から業績が回復し始めた21年8月期以降、5期連続。売り上げ規模はアパレル業界で世界2位のH&M(約3.7兆円、24年11月期)に肉薄しつつある。

成長が著しい北米と欧州

柳井氏が満足げな表情を見せる理由は、海外でのユニクロの成長だ。

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