4万超えvs1万円以下「ホットプレート」徹底比較 BALMUDA The Plate Pro、山善「減煙焼き肉グリル」

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山善独自の機能は、焼肉プレートのプレート裏面を立体的な“X”の形状にした独自の“Xカット構造”だ。そこから余分な油を効率的に下へ落とし、焼き肉の際に出る煙や油ハネを抑えることができる。プレートは簡単に取り外しができ、軽いのでお手入れもしやすい。

山善 ホットプレート
山善のホットプレートは、よく見る一般的なタイプ(筆者撮影)

サイズはバルミューダが幅573mm×奥行334mm×高さ88mmで重さ約5.2kg(クラッドプレート含む)、山善が幅440mm×奥行270mm×高さ165mmで重さは約3.2kg(平面プレート フタあり)。テーブルに置いてみると、バルミューダはプレート部分が広いのでたっぷり食材が置けるが、5kg以上あるので持ち運びは重い。ただ、バルミューダは目を引くソリッドなデザインで、高級感がある。一方の山善はごく一般的な、よく見るホットプレートのデザインだ。

焼肉には向かないバルミューダ

2製品を使って、比較的脂が多い和牛で焼肉をしてみた。

バルミューダのクラッドプレートは高い蓄熱性を誇っており、食材を置いても160℃以下に温度が下がらず、均一に熱を食材に伝え、表面はパリッと焼けることが特徴だ。その代わり、プレートが加熱されるまで14分ほどかかる。

温度は220℃、200℃、180℃、160℃から選ぶことができる。焼肉のおすすめは220℃と取扱説明書にあったので、220℃に設定をした。肉を置いたとたんに大きなジュッという音が響く。あっという間に焦げ目がついた。肉が焼ける時間も早い。

上:バルミューダは肉を置いたとたん、裏側に焦げ目がついていく/下:山善は肉を置いたときに焦げる音がかすかに聞こえる。火力は強いものの、食材を置くと温度が下がるようだ(筆者撮影)

山善は、焼肉プレートを使用するときは、先に水トレイに水を200cc入れておく必要がある。

温度は230℃、180℃、140℃、WARM(保温)の目盛りがあり、途中の温度は無段階で設定できる。

ただ、プレートは一般的な軽い食材を入れると入れたとたんに一気に温度が下がってしまい、煮えたような焼き上がりになる場合がある。油が落ちてしまうので焦げ付きが少なく、煙も出にくい。バルミューダと比較すると煙の少なさは一目瞭然だった。

実際に焼いてみるとバルミューダは焦げ目がしっかりついて香ばしく、食感がよい。ただ、脂が多い肉を焼くとどんどん脂が出て広がってしまい、蓄熱性の高いプレートで熱し続けるため、脂が飛び、焦げていく。一度焼いたら表面の焦げつきをヘラで落とし、キッチンペーパーで拭いていかないと、プレートに肉がくっついてしまう。

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