競輪・競馬・飲酒・喫煙を18歳からの権利にするな 子供を「ギャンブル」から救う必要がある

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ギャンブルの世界に引きずり込むために、その道のプロは素人ギャンブラーを巧みに食い物にします。最初だけわざと勝たせて甘い汁を吸わせ、抜けられなくします。借金漬けにして、最後は親の財産もすべて吸い上げるのが目的です。その時、警察は一切動いてくれません。

神谷君(仮名)と中山君(仮名)は、大学通学中にギャンブルを覚えました。最初は中学時代の友だちが、麻雀やカード賭博を教えてくれたらしいです。日本ではカジノはないことになっていますが、なぜ許されているのか不思議ですが、ヤミで何カ所もあります。

蛇の道は蛇で、彼らは秘密のカジノ場を何店も覚え、ギャンブルに溺れました。やはり最初は、必ず勝たせてくれたといいます。そんなもの最後に胴元には何百倍、何千倍になって返ってくるのですから、安いものです。

闇賭博はヤクザがらみも多いようで、両家とも広大な家屋敷を手放して、息子のギャンブルの借金を返しました(そういう家の息子を狙って、ばくち漬けにする手口もあるようです)。しかし家を売っても、莫大なギャンブルの借金を返済しきれていません。

神谷君や中山君の親や妹や弟、そしてその商売上の取引先も含めると、何人の人生が破たんしたでしょう。そしてたった2人のギャンブラーが、億単位のおカネで、ギャンブルの胴元の懐を潤しました。

委員会の人にとっては初めてお聞きになる話かもしれませんが、普通の人にとってはありふれた話です。

闇賭博は、公然の秘密で警察は動かない

驚いたことに、これらの違法賭博は通報しても警察が動いてくれないことが多いのです。佐野さんの弟の妻が警察に、ヤミ賭博場のありかと、今開帳中だということを電話しました。警察官の説明では、妻の電話による通報くらいでは動けないそうです。博打に負けた人の腹いせに過ぎない場合があるからです。幼い子供の筆跡で、窮状を面々と綴った手紙なら、動くかもしれないと言われたそうです。

佐野夫人は家族の生活がかかっていますので、文字を覚えていない幼子が字が書けるようになるまで待つわけにはいかず、近所の子供さんに、「お父さんのギャンブルで、家が壊れそうです」と書いてもらいました。

警察に動いてもらえなかったのは同じだったそうです。多くの、どう見ても違法な風俗店や賭博場を、警察がありかを把握しているのに堂々と野放しになっているのは一体何故なのでしょうか。

警察と闇社会がつながっているとまことしやかに言われる都市伝説が本当なのでは、と勘繰りたくなるくらい、まったくわけがわかりません。この野放しで、どれほどの家庭が壊れ、どれほどの子供の将来が絶たれていることかを考えれば、できることではありません。

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