原発を巡って別居、ついに離婚を迫られた!

夫からの申し出にどう応えるべきか

原発事故をめぐって夫婦が対立。離婚に応じるしかないでしょうか。(写真 : kase / PIXTA)

前回は 結婚直後に豹変した妻と離婚すべきか?
前々回は 「妊婦は役立たず」と夫の家を追い出された!

【読者からの相談】

私は東日本大震災当時、当時2歳の娘と夫、私の3人家族で、郡山市に住んでいました。近所に夫の実家があり、私は義父母とも仲良く、日々の暮らしに何の問題もありませんでした。そして3.11に遭いました。
チェルノブイリのその後の惨事に関するニュースも詳しく見ていたためか、私は人一倍、放射能汚染を心配し、その環境で子どもを育てることを恐れました。私の住む地域は強制避難地域ではありませんでしたが、私たち母子だけで、関西に自主避難しました。
同じ地域に住む者でも、行政の発表や独自の判断で安全を確信して避難しなかった人や、避難したくとも諸事情で避難できなかった人、私のようにほぼパニックになった人、冷静に判断して避難した人など、その対応は分かれました。私は夫婦で話し合って決めたことでしたが、その後、夫や義父母からは、早く帰って来るようにと、何度も催促を受けていました。
けれど私は避難生活を続けました。同じ市内でも、放射線量が事故前と比べ、数十倍から百倍という数値が出たという調査結果が出るなど、不安材料が次々に聞こえてきました。それに私は行政や東電から出る情報も、なかなか信用できないのです。
ところで夫たちと私には、放射能に対する受け止め方が違います。二次災害の危険性は子どもにより大きく、ほかの子どもさんの健康がセーフだからといって、将来、わが子もセーフだと、安心できるものではありません。しかし夫たちは、私が大袈裟過ぎると取り合ってくれません。それに加えて夫の給料で二重生活は、とても負担が大きいことです。
そこへ私たちのような自主避難者に補償されていた住居手当が、2年後に打ち切られるという決定がなされそうなのです。夫からは、この機会に帰ってこないと離婚すると宣告されました。もう少し私が納得できるまで、今の生活を継続したいのですが、それには離婚に応じるしかないでしょうか。
福田(仮名)
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