池袋駅から6分、都内屈指の"隠れ家"住宅街の正体 芸術家の卵とバイオリニストが住む街「小竹向原」

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「あとは、歩いていただいて感じたと思うのですが、緑が多い。地下鉄の1番口と2番口の周辺は要町通りに沿って遊歩道(さぶろく四季の道)が整備されていて、四季折々の植物が楽しめます」(木村さん)

小竹向原遊歩道
さぶろく四季の道(筆者撮影)

木村さんに勧められて、駅の2番口に行ってみた。地下鉄の出入り口は、大通り沿いにあるイメージだ。ところが、小竹向原の1番口と2番口は、閑静な住宅街のなかにぽっかりと口を開けている。とても不思議な光景だ。

木村さん曰く、「小竹向原の駅が開業したのは1983年のことです。ここらへんは、それよりずっと前から住宅街でした。だから、街の真ん中に出入り口があるのです」とのこと。

小竹向原駅2番口
小竹向原駅2番口。奥には規模の大きな駐輪場。遊歩道にも直結(筆者撮影)

音出しOKの物件が多いワケ

「街全体として、たしかに飲食店などは少ないのですが、地域の人たちから長く愛されるお店があります」と、木村さんが教えてくれたのが、「まちのパーラー」(練馬区小竹町2-40-4)だ。さっそく足を運んでみた。

小竹向原の駅から、住宅街を歩くこと5分。目的地は、これもまた突然のように現れた。主張の強い看板はなく、入り口のガラス面に小さく「まちのパーラー」とだけ書かれている。

「まちのパーラー」外観
「まちのパーラー」外観(筆者撮影)

「まちの保育園こたけむかいはら」に併設されるような格好のパーラーだ。店内の大きな窓からは、園児たちの様子が見える。

店は半地下のつくりになっており、入り口からテーブルまでのストロークに美味しそうなパンが並んでいる。ここは、全国のパン好きたちの間で有名な「パーラー江古田」(練馬区栄町41-7)の系列店だ。土日には行列ができる人気のお店である。

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