建築会社や不動産会社などが毎年発表する「住みたい街ランキング」。トップテンの顔ぶれを眺めると、常連の吉祥寺や恵比寿、新宿、目黒、最近だと北千住や大宮なんかも人気だ。しかし、どれも「まぁそうだろうな」と思えるような街ばかり。
この連載では、住みたい街ランキングにはなかなか登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、そこを実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。そして、定番の「住みたい街」にはない、「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。
今回おじゃましたのは、複数の商店街が入り乱れる板橋区大山町だ。地図に赤くマーキングしたあたりを散策した。
駅直結のハッピーロード大山商店街
東武東上線大山駅(板橋区大山町4-1)の南口改札はハッピーロード大山商店街に直結している。
アーケードがあるので、雨の日でも安心の商店街だ。駅を出て、北に向かって歩くと、すぐに踏切がある。そこから、西に向かってアーケードは続く。
街歩き好き、特に商店街好きの筆者は、当地をこれまで何度か訪れたことがある。歩いていると、違和感を覚えた。なんだかアーケードが短くなっているのだ。
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