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池袋駅から6分、都内屈指の"隠れ家"住宅街の正体 芸術家の卵とバイオリニストが住む街「小竹向原」

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そう思って眺めてみると、たしかに子どもの姿をよく見かける。幼稚園や保育園も多い。

向かい合わせの小学校。直線距離で300メートル以下(国土地理院電子国土Webより筆者作成)

地図アプリを片手に、街を散策する。入り組んだ道が折り重なるような街並みだ。小道の多くはゆるいカーブを描いており、終点が見通せない。この先には何があるのか、ワクワクしながら歩くと、店先に縁台を張り出した八百屋が突然現れたりするから油断がならない。

また、緑が多いのもこの街の特徴のように感じた。マンションやアパートを囲うように、きちんと手入れされた植え込みが配置されている。昔から思うことがある。こういう街に住む人は、秋の訪れに敏感だ。なぜなら金木犀の香りにいち早く気づくから。小竹向原の住人たちもきっとそうだろう。

今回歩き回った場所の住所は以下の通り。

街の雰囲気は、閑静な住宅街という言葉がピッタリなのだけど、実は小竹向原駅は周辺の駅に比べて乗降客が突出して多い。

小竹向原駅には、東京メトロの有楽町線と副都心線、さらに西武鉄道の西武有楽町線が乗り入れていることがほかの沿線駅よりも乗降客が多い理由のひとつ。加えて、この乗降客の多さは、それだけ住んでいる人の多さを表しているとも言えるのだろう。

駅前には規模の大きな駐輪場が設置されている。しかし、駅まわりはいたって静かだ。ガストなどのファミレスや、CanDo、ドラッグストア、スーパーマーケットなど、一通りのお店はあるのだが、どれも主張しすぎない程度の規模だ。ファミリー層が多く住む住宅街、皆さんどこで買い物をしているのだろう。

50年以上続く地元密着の不動産業者に飛び込んでみた

街のことは、地元の不動産さんに尋ねるのが一番だ。この街で50年以上商いを続ける「田畑土地㈱」(練馬区小竹町2-44-6)の代表取締役、木村健一さんに話を聞いてみた。

1967年から50年以上、この街で不動産業を営む「田畑土地㈱」3代目社長の木村健一さん。アポなしの訪問だったが、快く話を聞かせてくれた。小竹向原駅前分室での一枚(筆者撮影)

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【池袋まで数分なのに、駅周辺は静かで過ごしやすい】

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