「お金で人は幸せになれない」成功者の超本音 「1億円を拾うかどうか」がストレス化する日常

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「幸せ」「生きがい」は何で決まるか(写真:Pangaea/PIXTA)
人は先のことばかりくよくよと思い悩み、その結果、今の自分の選択を後悔することがたびたびある。
UCLAアンダーソン・スクール・オブ・マネジメント心理学教授のハル・ハーシュフィールドは、「幸せな人生」をつくるために、「ときどき“現在”という時間に身を任せるべきだ」と言う。彼の著書THINK FUTURE「未来」から逆算する生き方は、全米でベストセラーになっている。
たとえば、多くの人は将来の不安を解消するため「お金」の重要性を過大評価するのだ。人生の早いうちに経済的に自立した人生を送ろうと、今の生活をギリギリまで切り詰めたりする。
もちろんお金は重要だ。しかし、幸せのためには、いったい何を本当に大切にすべきなのだろうか。
本書の日本語版へ解説を寄稿した起業家のけんすう氏と担当編集者である箕輪厚介氏は、この点において皆が誤解している盲点があるという。全4回でお届けする最終回だ。
前回の記事はこちら。
第1回:「40歳までには死んでる」と見積った若者の盲点
第2回:人生設計「30年後に年収5000万円」の壮大な勘違い
第3回:「やりたいことをやる人生」に隠された落とし穴

自分を「洗脳」する技術

『THINK FUTURE 「未来」から逆算する生き方』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

けんすう:当たり前かもしれないけど、著者から「原稿できました。読んでください」って来たら、箕輪さんはソッコーでレスを返しますよね。

箕輪厚介(以下、箕輪):それは「やらなくちゃいけない」って思ってないんですよ。

けんすう:原稿チェックも「やりたいこと」なんですか?

箕輪:まず自分を洗脳するんです。ちょっとでも「やんなくちゃいけないな、嫌だな」って思ったら1~3分くらい自分の脳内でストーリーをつくって「やりたい」と思い込む。

けんすう:おもしろいですね。

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