「お金で人は幸せになれない」成功者の超本音 「1億円を拾うかどうか」がストレス化する日常

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箕輪:今も、ある女性の写真集を手がけているところなんですけど、その人に「動画も撮ってほしい」って言われて、正直、面倒だなって思ったんですよ。でも断るのもどうかなと考え直して、「たしかに面倒だけど、ここで動画を撮って、写真集だけど動画でもマネタイズするという新しいビジネスモデルを確立したら、ゆくゆく“これを最初に仕掛けたのは箕輪さんだ”って言われるだろうから、ま、いっか、やるか」みたいなストーリーを自分の脳内で再生して。まだ少し面倒くさいから洗脳しきれていないんだけど、嫌々やった仕事で成功した経験がないんで、どうにか「やりたかったんだ」って自分に思い込ませます。

けんすう:たしかに、嫌々やっても成果が出づらいですよね。

「明日こそサボろう」と言って毎日続ける

箕輪:けんすうさんは、そういうときどうしてるんですか?

けんすう:僕は、そもそも「やりたくない仕事」が9割ぐらいだと思っていて、毎日、記事を書くのも本当は面倒くさい。そこは「今日だけがんばる」っていうルールでやっています。「今日だけ記事を書いて、明日はサボろう」って思いながら毎日書いてる。

箕輪:「明日サボろう」と思ってるのに、実際、サボらないのはなんでですか? 僕だったら「明日サボろう」って思ったら、絶対、サボっちゃうけど。

けんすう:うーん、翌日もやりたくないんだけど、やっぱり「明日サボろう」って思って書いてますね。

箕輪:すごいですね。

けんすう9割やりたくないことをやってるから、1割のすごくいいことがやってくるみたいな感覚があるかもしれない。

箕輪:なるほどね。「やりたいことしかやりたくない」って思ってる人も多いでしょうけど、僕からすると、「やりたいことだけやって幸せか?」っていう話です。今の僕は、毎日、サウナに入っておいしいご飯食べてっていう生活だけど、それしかないのも地獄っちゃ地獄なの。

けんすう:ああ〜、さっき言ってた抑圧と解放の話ですか。おもしろいですね。でも、多くの人はやりたいことだけやって生きられるようになりたいと思ってるわけで。

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