「今や5割超え」総合・推薦入試の形式と対策の要諦 かつての指定校推薦やAO入試などとは大きく変化

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しかし、現在は異なります。はじめに述べたように、総合型選抜では志望理由を書いた書類での選考や、大学で学びたいことを話す面接での選考などがおこなわれます。

つまり学力以上に、受験生と大学との相性や適性が見られます。ですので、大学卒業後にやりたいことが決まっている。そして大学で勉強したいことが決まっている。それがその大学、学部でこそ学べるものである(=自分と大学がマッチしている)。そんな人が合格しやすいのです。特殊な経歴がないと合格できないというイメージは捨てましょう!

自分の将来像が明確になっている人(もしくはこれから明確にしたいと思っている人でも大丈夫!)なら、幅広くチャレンジできます。

総合型選抜ではビジョンと実績の「つながり」が重要

そうなると、将来やりたいことや大学で勉強したいことを早めに決めて、それが実現できる大学を探しておくことが大切です。かつ、将来の妄想をするだけでなく、具体的な行動をスタートできるとすばらしいといえます。

想像してほしいのですが、プロ野球の試合を見て「野球選手になりたい」と言っているだけの子どもと、グローブやバットをそろえ、野球チームに入って練習もしている子どもがいれば、どちらが野球選手に向いていると思いますか。当然、後者の子どもでしょう。

総合型選抜も同様です。将来やりたいことが決まっていて、すでに勉強や活動を始めている人の方が、意欲があると判断されます。そこに実績があると、さらに有利になります。

先ほどの例なら、野球選手になりたい子どもが、すでにチームのレギュラーにもなっていたらどうでしょうか。もちろんかならず野球選手になれるとは限りませんが、周りの大人の期待は高まります。これが、総合型選抜において実績があれば有利である理由です。

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