「今や5割超え」総合・推薦入試の形式と対策の要諦 かつての指定校推薦やAO入試などとは大きく変化

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しかし公募型には別のハードルがあります。指定校推薦のように校内選考がないかわりに、大学・学部ごとに出願条件と試験があるのです。総合型選抜と同様に出願条件や試験があり、他の生徒さんと競うことになります。

推薦入試でチャレンジできる回数を増やす

このほかにも、帰国生選抜や社会人選抜など一部特殊な選考方法はありますが、読者の方のほとんどがこれらの対象となることはないと思いますので、こちらについても説明は割愛します。

近年ではSNSの発達に伴い、入試方式についての情報も多く飛び交うようになりました。特定の方式を批判する意見も見られますし、私個人の考えもあります。しかし、大切なことは「すでに存在するルールの中でもっとも効果的に戦う」ことだと思います。

少なくとも受験生にとっては、入試方式を選んで合格確率が上がるなら、それが正解に決まっています。

スケジュール上これら推薦入試は一般入試より早く終わることがほとんどです。ですから、ひとまず推薦入試にチャレンジしてもし失敗したら一般入試に回る……という戦略も考えられます。一般入試をメインで考えている方も、推薦入試によってチャレンジできる回数や可能性を増やせないかという観点で、この先を読み進めてください。

ここからは推薦入試の概要について、よりくわしく説明していきます。まずは総合型選抜からです。かるくおさらいすると、これは受験者の意欲や大学・学部との相性・適性が重視される入試です。

総合型選抜と聞くと、部活動の大会で優勝した人や作文コンテストで表彰された人など、特別な実績がないと合格できないものだと思うかもしれません。実際、昔はAO入試と呼ばれ、世の中では「一芸入試」ともいわれていました。一芸というだけあって、高校時代に部活や資格試験で活躍した人が合格していました。

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