「今や5割超え」総合・推薦入試の形式と対策の要諦 かつての指定校推薦やAO入試などとは大きく変化
……考えてみましたか? 答えは②です! 直近ではさらに多くの大学で推薦入試が拡大しているため、この割合はさらに減少していると予想されます。
大学入試といえばペーパーテストであり、机に向かってひたすら勉強するイメージがありますが、今ではむしろそれ以外の方法で入学している受験生が多くなっています。では、いったいどういった入試形式の割合が増えているのでしょうか。
一般入試以外の入試は、総合型選抜と学校推薦型選抜に分かれます。
ここでは簡単に全体像をお伝えしておきます。
総合型選抜と学校推薦型選抜
総合型選抜は2020年度より以前はAO入試と呼ばれていました。こちらの名前なら、聞いたことがあるかもしれません。
文部科学省の発表によると「詳細な書類審査と時間をかけたていねいな面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法」とされていますが、正直、これを見ても何を言っているのかわかりませんよね。
簡単にいえば、合否の判定に、ペーパーテストの点数ではなく、受験する人の意欲や大学との相性を重視します。そして、書類選考や小論文、プレゼン、面接などの方法によって、受験生を評価します。
一方の学校推薦型選抜ですが、こちらは昔、指定校推薦や公募推薦と呼ばれていたものが合体したものです。高校の校長先生の推薦にもとづき、受験生の知識や思考力、学習歴や活動歴などをふまえて評価する入試方法です。