仕事をすぐ辞める人が知らない「リセット方法」 あなたは「脅迫者」「被害者」「尋問者」「傍観者」?
「上司が○○で、それが嫌で辞めました。本当にひどい会社でした」と言う人と、「上司が○○でそれが問題で辞めましたが、そこで、自分はこのようなことを学べました。今では感謝しています」と言う人がいたとします。
どちらが次にいい上司に巡り合えるかはわかりますよね。
最初の人は自分の世界を繰り返し投影し続ける可能性が高いのです。
同じ人を見ても、その人のいい面が目につく人と、悪い面ばかりが目について、実際に他者とぶつかってしまう人がいます。
つまり「自分がどういう面に光を当てているか」ということ。自分のことだけに、なかなか気づくのが難しいのですが、同じ問題がいつも自分の周りにあるかどうか、これに気づくことだけでも大きな一歩になります。
4つの人間関係のパターンに気づけば変わる
「あなたの見ている世界は、プロジェクションマッピングと同じです」と前述しました。人間関係が嫌で会社を辞め、新しい職場で新しい人間関係を、と望んでも、やっぱり同じ人間関係に苦しめられる……。
それはあなたの運が悪いわけでも、社会が悪いわけでもなく、「あなたの(ものの見方の)パターン」なのだとご説明しました。
さらに人間関係にもパターンがあります。そのパターンに気づかなければ、同じことが繰り返されるのです。これは仕事でなくても同じです。
他者との関わりにはパターンがあります。パターンは大きく分けると「脅迫者」「被害者」「尋問者」「傍観者」があります。それぞれ簡単に説明すると、
● 被害者 …… 罪悪感を抱かせることで注意を引こうとする
● 尋問者 …… 不安から尋ねる
● 傍観者 …… 情報をシャットダウンする
たとえば圧の強い上司は「脅迫者」です。「俺の言うこと聞かないと、どうなるかわかっているだろうな」(口に出すか出さないかにかかわらず)という態度で、人からエネルギーを奪います。
逆にいつも怒られてばかりでおどおどとおびえている部下は「被害者」です。
私はこのパターンを、凸凹(デコボコ)で説明しています。
人間は誰でも、相手の注意を引きたい、愛情がほしいという思いが原点にあります。
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