仕事をすぐ辞める人が知らない「リセット方法」 あなたは「脅迫者」「被害者」「尋問者」「傍観者」?

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脅迫者は凸る(以下、デコる)ことによって注意を引きますが、一方の被害者は、凹る(以下、ボコる)ことによって注意を引きます。そう、おびえることでも注意を引いてしまうのがボコタイプになります。

たとえば、窓口業務の女性で「クレームが来るのではないか」「怖い、怒られる!」といつもビクビクしていると、本当にいつも怒ってくるようなお客様が引き寄せられることがあります。

尋問者―傍観者のご夫婦のパターンでは、妻が「あなたどこにいるの? 何しているの? いつ帰ってくるの?」と尋問してデコります。

無視と傍観は一緒

尋問されまくると人はどうなるかというと、傍観者となって、もう何も伝えたくなくなります。つまり、ボコって情報をシャットダウンするようになるのです。

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シャットダウンも実は、注意を引く行為です。情報を伝えなかったり、無視されたりすると、かえって気になります。「教えない」と言われると、「教えて!」となりますよね。

無視というのは傍観と一緒で、究極は最も傷つける行為だったりします。ケンカをしたときにダンマリを決め込むようなタイプは傍観者です。

一見、「脅迫者」や「尋問者」のデコになっているほうだけが、ボコっているほうからエネルギーを奪いまくっているように見えますが、「被害者」や「傍観者」も、愛や注意を得るために、パターンを変えて他者から奪おうとしているわけです。

このパターンがわかると、自分の中で繰り返されているパターンにも気づきやすくなります。

だから気づいた人から関係性をフラットにするように意識する必要があります。

一人の人がいつも同じタイプではありません。人は場面によって複数のパターンを持っています。またこれらがまじり合って演じられていることもあります。

たとえば、上司とあなたの関係が脅迫者―被害者であったとしても、あなたは誰に対しても「被害者」ではないはずです。

子どもに対しては、あなたが尋問者、子どもが傍観者かもしれません。「勉強したの? 誰と遊んでいたの?」と子どもに問いただし、思春期の子どもが黙り込む、あのパターンです。

同じ人でも、その相手によって、その状況によって、4つのパターンは変わり、誰もが4つのすべての要素を持っているのです。

濱田 恭子 日本マインドワーク協会代表理事

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はまだ きょうこ / Kyoko Hamada

一般社団法人日本マインドワーク協会代表理事。コンサルタント。メンタルトレーナー。2011年に心理学とコーチングに基づいた行動変容型プログラム「マインドワーク」を臨床心理士監修で開発。マインド力を上げる講座はこれまで3万人以上が受講し、企業や自治体の研修実績も多数。

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