優秀な上司でも「性格が原因で降格」が急増のナゼ これから「仕事できる」定義が激変する深刻背景

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仕事ができる人は仕事に求める水準が高く、その水準を部下にも求めます。

「ここまでやって当然でしょ」「普通こういう対応をするだろ」と思うレベルが高く、そのレベルの対応ができていないと部下に対して怒りがわきます。

仕事に求める水準が高くない人と比べると、部下に対して怒りがわく確率がずいぶん高いわけです。

そこでその怒りを制御できないときつく当たってしまうのです。

仕事で高い水準を求めることは、決して悪いことではありません。ただ、それが原因で部下にきつく当たることが問題なのです。

そしてそれは自分の評価を下げることになります。

そのため、仕事ができる人ほど普段から「要求水準の高さが自分を感情的にする」と意識し、「怒りを制御する力」を高めることをより一層心掛けていただければと思います。

これからの時代に求められる必須スキルとは

いつの時代もその時代の流れに応じたスキルを身に付けることが求められます。

パソコンが普及してからは、パソコンのスキルは多くの業界で当たり前のように求められ、パソコンが使えないと高い評価を受けられなくなりました。

同様に、人手不足の時代においては部下の離職を防ぐことが強く求められる以上、「部下に強いストレスを与えないコミュニケーションスキル」は必須のスキルだと言えます。

今後も高い評価を受け続けるためにも、ぜひこのスキルを磨いていっていただければと思います。

藤田 耕司 経営心理士、税理士、心理カウンセラー

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ふじた こうじ / Koji Fujita

一般社団法人日本経営心理士協会代表理事、公認会計士、税理士、心理カウンセラー。これまで1200件超の経営相談を受け、心理学と会計を活用した経営改善を行う。その経験から経営者の心理、部下の心理、顧客の心理を分析し、経営心理学として体系化することで経営改善の成果を高める。また、経営心理学を学ぶ「経営心理士」の資格を創設。経営心理士講座の受講生はのべ5000名を超え、その内容は大手企業や省庁でも導入される。著書に『リーダーのための経営心理学』(日本経済新聞出版社 日本、台湾、韓国の3カ国で出版)、『経営参謀としての士業戦略』(日本能率協会マネジメントセンター)。

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